以前、虫歯治療をなされた方で、口の中に黒っぽい金属が詰められていませんか?
これはアマルガムといわれる金属です(水銀含有合金)写真がアマルガムです
アマルガムの組成は、銀35%・スズ9%・銅6%・少量の亜鉛、そしてあとは水銀です。水銀の占める割合は、全体の約50%にも及びます。
最近の研究では、歯科治療に使用したアマルガムは3年以内に劣化の兆候を示し、10年後には、平均で総重量の約73%が減少すると報告されています。その結果として、水銀の粒子や水銀の蒸気が体内に流出し、自覚のないままに吸収され、腎臓、肝臓、脳などに蓄積されていくのです。
それから、蒸発した水銀の蒸気を吸い込むと、すぐに組織の中に吸収されて細胞膜を通って拡散してしまいます。水銀は、人体に有害な物質の中でも神経毒性の 強い物質です。全身にあらわれるさまざまな不快な症状――感覚異常・不眠・神経的なイライラ・頭痛・めまい・アレルギー・原因不明の痛み等――は、もしか したらお口の中のアマルガムのせいなのかもしれません。
水銀のために妊娠しにくくなるという報告があるうえに、水銀が胎児や母乳にまで届く怖れがあるというのです。
アマルガムは固まりやすく溶けやすい材料です。そのため、処置が手軽にできるという利点があります。ただそれは、お口の中においては欠点にかわります。熱いお茶などを飲むと溶けてしまうため、どんなに上手に処置しても、辺縁から形が変わってしまうからです。
まだまだ、たくさんの副作用が報告されてきております
アリゾナ大学分子細胞生物学部、バスケン教授 (1994年)によると
1・10年を経過したアマルガムは、約40%が蒸発していた。
2・羊の実験で、歯に埋め込んだ放射性水銀が胃や肝臓、腎臓、横行結腸など
をめぐっていることがわかった。
3・詰め物のアマルガムに刺激を加えなくても、水銀蒸気はでてくる。
刺激を加えると、水銀蒸気はさらに強くでてくることがわかった。
4・遺体の研究で、水銀が脳まで至ることがわかった。
イギリス厚生省とスウェーデン政府健康福祉局
1・イギリス厚生省は1998年、妊婦のアマルガムの水銀が体内に吸収され、
胎児まで届き、また、母乳まで移行する危険性があると発表した。
2・また、スウェーデン政府健康福祉局も妊婦は胎児の安全のために妊娠期間中に
アマルガムの治療を受けてはいけないと発表した。
(母親の母乳検査をすると、アマルガムの詰め物が多いほど、母乳中の水銀濃度
が高くなるという結果が出た)
京都市の島津医師(皮膚科医師)によると
1・島津医師が歯科医と共同で1991年から1998年までにアマルガムが充填剤と
してつかわれ、アトピーなどアレルギー性皮膚炎のひどい患者300人を対象に
調査。歯からアマルガムを取り除き、かわりに他の金属やレジンを詰めて様子を
観察すると1年後に70%の患者で、皮膚炎が改善し、うち半数以上の58%が
完治した。
2・島津医師らは1997年、京都市内の小学生250人を調べると、38%がアマル
ガムの治療を受けていた。アマルガム治療を受けていた児童での皮膚炎発生率
が48%なのに対し、アマルガムが使用されていない児童での発生率が8%で
あり、皮膚炎発生率に明確な差がみられた。としている
当院では、この有害と思われるアマルガム(水銀含有合金)
を積極的に除去していきたいと考えます